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2008年7月 1日 (火)

三つ目の願い

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平屋に住みたい、とずっと思っていて、
・・なんて、唐突だが、
近所に平屋の売家が出たので思わず見に行ってきたの。

三つの願い、とかよく言うけれど、
私の三つ目の願い(1,2は内緒!)が、
いつか平屋に住むということ。

かつて一度も平屋に住んだ経験はないのだけど、
手放しで憧れるものの一つ。平屋。

平屋は2階がない、当たり前だが。
そして家としては大きくないものが多く、
敷地に対してゆとりを持って建っていように見える。
私の平屋にはそれにガレージの奥に裏庭がついていると申し分ない。
さらに川べりか海が近くだともっといいな。

その平屋には土間があり、
居間と寝室、お風呂があれば十分だ。
そこに大きめのベッド、
テーブルにいすが2脚ぐらいがあればいい。
入り口の扉を開けると裏庭が見えるとなおいい。

私はその裏庭で野菜を少し作り、
川辺で魚や草を採る、
もう健康なんか気にしない、
なぜなら健康だから。

夜は少し怖い、
何せ平屋なので、戸締りはいたって簡単、
けれども健康なので勇気をもって眠れる。

春と夏と秋と冬、
大好きな人がやってくると、
私はうれしさのあまり足取り軽く、
トマトや茄子をもぐ。
夏には川できんきんに冷やしたビールに
お日さまの匂いのする野菜でもてなす。
大好きな人はそれをがぶりと齧り、
ゴクゴクと冷えたビールを飲む。
その姿に私は見とれるので、
大好きな人は目を細めてうれしそうに笑うことだろう。

私は大草原の小さな家のローラのように、
大きな前掛けをしているので、
顔も手も、野菜もみなそれで拭く。
それをみた大好きな人は、
ワイルドになったね、と驚くことだろう。

芋虫や蚊、蝶ちょやだんご虫とも、
ヤモリやトカゲやかえるともいずれ親しくなる。
ワイルドな女なので日焼けも気にしない。

平屋の暮らしは豊かに過ぎる、
夜がきて朝が来る。
大好きな人が来るのを私は豆を剥きながら待つ。
手先が不自由で目も良く見えないので、
なかなかたくさんは剥けないが、
それは心楽しい労働だろう。
晴れた日は裏庭で剥く。
春風が頬っぺたをなでるので
ああ、眠たいな~と思っているうちに、
私は逝くのだ、
そんな平屋がいつかほしいと思う。

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