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2008年5月12日 (月)

Amarcord/缶詰

昨夜、あなたと話す前、

私がこの映画を観ていたことを、

知っていたでしょ。

びっくりしたな、

また今日見せてくれたのね。

Amarcord の話しをするね、

はじめて観たのは、

偶然だった。

どんな夜だったかは思い出せないけど、

夜で、

テレビでやっていたの。

いつの間にか見入ってしまい、

いつの間にか観終わっていた。

一見、どうというような映画ではないのだけれど、

どうしてだかわからないんだけど、

私はその後購入して、

こういう場合の私の例に漏れず、

しばらくはまって、

何度かね、見た。

で、昨夜、

あ、Amarcord だ!

Amarcord をやっていたの、テレビでね、

で、チャンネルをあわせたの。

そうしたら、

親しい、ひどく懐かしい感情が

たちまち訪れてきて、

体の奥から揺らぐような、

ざわめくような、

そう、この感じ、

不思議な懐かしさの場所に

また私は行きました。

でもね、懐かしいだなんて変でしょう?

一度も訪れたことのない、

イタリアの、

ムッソリーニもファシズムも、

何にも知らないくせに、

これはどうしたことかしら。

映像の風景は、

ある時代の、

ある種のイタリアで、

この感じはなんだかそう、

そういえば、あなたに似ているわよ。

まるで台所の片隅に

小さい頃あった

舶来物の缶詰みたい。

時間が止まっていて、

安心だけどちょっと陽気な、

くすんだ赤や黄色、緑の縞模様のラベルには

果物とか野菜とかソーセージの絵が描いてあったりして、

水の中で見たときみたいに

寛大に揺れているの。

嘘っぽいみたいに、健気に。

沈黙のざわめき?

って、変だけど、そうとでも言うような無音で、

でも、だからほんとうはちょっと危険なのよ。

不釣合いな、

グラマラスな女の香りがね、

ふんだんに充満してるところとか、

そしてね、その生活の匂いが

ちゃんと溢れているところも、

郷愁に青春(あら懐かしい言葉)を湛えていて、

ほんと、あなたに似ているわ。

Amarcord の缶詰に。

ここに私が見てしまうものに、

どうしてだかいつも必ず魅入られるの。

私に属しているとさえ感じてしまう。

私の性質、記憶、感情、思考とかに。

この場所に引き込まれて、

気がつくと、

いつも独りになっていて、

温かい団欒の中で、

たった一人でいたわ。

映画の中の人たちと同じように、ね。

わかるかしら?

こういうの・・・。

そして、

Amarcord の

缶詰に似たあなたが、

Amarcord の

缶詰を開けて

また見せてくれたことに

偶然以外の意味があるのだとしたら、

愉快!!世界は謎だらけね、

人の世はと~っても不思議で、

甘酸っぱくて、

うきうきしちゃう、

そう、なんて素敵!

http://jp.youtube.com/watch?v=4jf5cTv5J-k&feature=related

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コメント

こんばんみ☆Amarcordも鱗もfuttiさんの世界が広がって素敵でした。youtubeも早速クリックしてみました。Amarcordって思い出すという意味なんですね。調べちゃいました(笑)観て見たくなりました。そしたら、futtiさんの世界をもっと楽しめるかも!?

投稿: swinco | 2008年5月12日 (月) 23:00

Amarcordは観ていませんが、futtiさんはもしかして、遠い遠い昔、イタリアに住んでいたとかするのかしら。こういう感覚ってわかるような気がします。

投稿: mie | 2008年5月13日 (火) 10:01

swincoさん、

こんばんみ^0^

そうなの、思い出すという意味だそうですね。日々思い出すことってたくさんあるけれど、ふと、ああ、あの時のあの感情だぁ~~、あの景色だ、あの匂いだ、なんて、体ごと思い出すきっかけに出会うと、なんともいえない不思議な切ない気持ちになります。
この映画はそんな感じになるんですね。
なんとも味わいのある映画です、是非見てみてくださいね~^^

投稿: futti | 2008年5月13日 (火) 21:17

mieさん、

こんばんは。

「私が遠い遠い昔イタリアに住んでいた」というif、ああ、なんだかそんな気分になってきましたよ^0^ なんだかね、この映画は
「ああそう・・。」と、ひとりごちちゃう感じです。全体に漂う雰囲気が、子供のころからもっていた大人への憧れとか、知らされずにいたせいで守られていた安心、こころもとない漠とした不安、みたいな感覚が懐かしくて気に入っています。

投稿: futti | 2008年5月13日 (火) 21:26

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